雨の日、ダラダラ

雨が降っている日はどうしても外出したくなくなってしまう。個人的には人類の大半がそうなんだろうと思っているものの、やはり広い世の中には雨が降ればウキウキワクワクしてくる河童や深き者どものような気性の御仁もおられるのだろう。幸いに、私は『雨の…

線を辿って

まるで絵が描けない。 書道も苦手であって、どうも生来の美的センスという物が僕には欠落しているようだ。 そのようであるから、僕は芸術とは無縁の実務者の一人として世界を回すこと、あるいは世界に回されることを日常にしている。 好きなことをせず、嫌い…

胡散臭い男への憧れ。あるいは中二病の痣。

僕の中二病は30代を迎えるずっと前に根治してしまって、乾いた諦観と倦怠感がその後の僕を蝕み続けている。 だけど、自分の中に中二病の痕もないではない。 これは、すでに皮膚の一部と化してしまった火傷の痕に似て、今後はこのまま僕の一部としてつきあっ…

3歳の息子にスーファミをやらせた。

法事で妻の実家に行ったのだけど、義弟の部屋にスーファミがあった。 なので、テレビにつないで三歳半の息子にやらせてみた。 ・ 確か、当時はグラフィックがすごいと言われていた『ドンキーコング2』を挿してみた。 正直に言えばツライ。 テレビが大きく、…

理想の弟になれなかったことへのイロイロ

姉と暮らしたのは僕が中学を卒業するまでの間だけど、僕が5歳位の頃には、彼女は料理や洗濯等の家事をこなし、主婦の役割をこなしていた。母が死んで、三つ上の姉はそんな役割を担ってしまったのだ。だからまあ、感謝はしている。それは嘘ではない。それで…

銀魂の話、あるいは溝鼠組の構造について

いい年をして、銀魂についての話を展開する。 先に言っておけば、僕はヤクザに詳しいわけでも、ことさら銀魂に詳しいわけでもない。 ただ、ここ何年かずっと気になっていたことを、ちょっと文章にして自分で整理したい。 ・なぜに「オジキ」と呼ばれるのか …

テスト

学生時代はテストが嫌いで苦手だった。 多分、向こうも僕のことを苦々しく思っていただろう。